昨日は嬉しく寂しい日
1日の中でいろんな感情が湧く日もあります。
それは誰かの話を聞いたり、話したり、
1人で音楽を聴いたり、作業したりの中にある。
薄暗くなった部屋の中で、
差し込むオレンジ色の光が夕日じゃなくて、
人工的なものでも何だか感慨深い気持ちになれる時もある。
誰かのライブに行って、感情が揺れて
ふとした一節に涙ぐむような時もあります。
言葉を聞くことでその次に耳に入るメロディーが、特別な意味を持つ瞬間も。
他愛もない話、赤裸々な心から発せられる不安な気持ち。ありのままの気持ち。
どんな話でもそれはとても綺麗に見えた。
自分の願望ってどの程度相手に伝えていいことなのだろう。
よく知らない人と長々と話す。
周りの人達に起こったことを話す。
それはとても綺麗とは言えない現実の話、
その人の先の不安を煽ったかもしれないし、
自分も話して思い出し、この世界にはロクでもない人間がたくさんいることを痛感する。
自分の目が霞んでいるように、やっぱり世界も霞んでいる。
それでもカーテンの隙間から差し込む光。
スズメの鳴き声を、少し開けた窓から流れてくる清い風と安物の布団に包まれながら聞くと、他愛もない話で笑っていた夜のことが思い出される。
世界はこんなに絶望的なくせにちょっとだけ、 希望の光がある。だから今日も生きる。
ずるいと思う。