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思いついたことをオチなく書き出すブログ

「半分、青い」は胸を貫く

 

結構ネタバレして書く

 

現在放送中の朝ドラ、半分青いの展開は自分の見てきたドラマの中では結構異色だと思う。

それでも視聴率は高いらしく、俺も好きだ。

 

大体物語の世界のヒロインは幼馴染だったり、

割と早期に出てきた人物と恋仲になるのであるが、「半分、青い」は違った。

ヒロインのスズメを演じるのは永野芽郁

幼馴染、律を演じるのは佐藤健

 

美男美女であるが、

永野芽郁の演技力が相まって、スズメは

美女感がない。感情にストレートな女の子。

それを微笑ましく眺め続ける佐藤健、演じる律。

 

脚本はロンバケオレンジデイズ愛していると言ってくれなど、恋愛ドラマの神様の北川悦吏子さん。

だからというのも変なのだが、

「あぁ、なるほど。

今回の朝ドラはスズメと律の恋物語

なんやかんやあって、スズメと律が最終的にくっつくのね。」と、そう思った。

スズメには漫画家になるという夢もあるが

恋愛に比重が大きい朝ドラっていうのもあるのね、と思っていた。

(朝ドラって大体わかりやすいサクセスストーリーだしね。)

 

お互いめっちゃ近いのに恋愛として意識してないとか、別の人を好きになるとか、プロポーズしたけど、断るとかまぁソワソワはするけど、最終的に2人がくっつくもんね。と。

 

だけど、ある回で律くんが結婚してしまうのだ。

そこからはもう斜め下で、

スズメはもう28歳。

漫画も描けない

それも、律が別の人を選んだのはスズメの言葉の小さな掛け違い。

律がプロポーズしてくれた時

スズメが「無理」といった。

「今は」が足りなかったのだ。

ただそれだけの掛け違いだった。

 

何にもなくなって

苦しくなって溢れ出した、スズメの言葉はつらくて、でも、現実ってこんな感じもあるよなって。

 

つまりわかりやすいサクセスストーリーの運命に選ばれなかったヒロインそれがスズメ、、

 

だって今現段階のスズメは100均一で、バイトしてるからね。いいとか悪いとかじゃなくて、

そんな想像はしなかった。

 

これは自分のドラマの見識が浅いから驚く展開なのか、なんなのか、みんな驚きすぎることなく意外とついてきてみているという。

俺が思うにこれまでにあるあるの展開ではないけど、ヒロインにすごく共感できるからじゃないのかって思うんだよな。

わかりやすくパンパンパンと生きている人の方がきっと少ない。

 

朝ドラという枠にいると特別に見えるが

スズメは普通のリアルの人なのだ。

恋愛ドラマを牽引してきて、2018年にこの展開に持っていけるのは本当に素晴らしいよなと、

北川悦吏子さんのさらけ出したツイートを見ながら思うのだ。

 

スズメのいいところはこじれすぎてないところだ、律でも漫画でもなく、

ポッと出の年下ボーイに心動かされて素直に動いて幸せになってほしいと切に願う。

 

ポッと出のは、悪口じゃない、

ポッと出に素直に心動かせるかって、

まぁ重要だよなって思うよ。

「過去に固執せず」だ。頑張れ、スズメ。