ぼくたちの夜中
成功者は夜はきちんと寝るとかいうのが、統計的に正しかろうが、もしみんなが夜には何もツイートしなくなってきちんと寝てしまう世界は少し寂しい。
この夜中の1時から4時くらいまでは
ツイッターですら静かになる。
今はもうあまりきかないが、眠らない街といえど終電が過ぎれば静かになるみたいにだ。
そこに残された人たちは眠れないか、眠りたくない人たち。
暗い部屋で1人、テレビはつけたままじゃなくてもいいが 、ツイッターの画面表示を癖のように開き下に下げる。
そしてまだ起きている人を見て少しだけ安心するのだ。
ある人はあの起きてそうな友達に連絡するかもしれない。あの人はもう寝てるだろうから、と、優しさが、その前を経由することも忘れてはならない。
そんなことを(試験終了チャイム直前まで問題を解いている受験生のような必死こいた気分で)スマホを、じっと見つめて書いていると目が痛くなる。
不健康ながらそれが寝る合図。
明日はいい日になると良いね、みんなにとってもね。
おやすみなさい。