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思いついたことをオチなく書き出すブログ

おやすみおやすみおやすみおやすみおやすみおやすみ〜

昨日の朝、祖母の7回忌と夏休みを兼ねていた親戚達が一斉に帰った。

賑やかなものの後には、それまで体験していたはずのものと同じとは思えない静かさが待っている。

 

とはいえ、残っているのはいつもの家族。

大食漢な我が兄弟達にかかれば、残ったオードブルはさっさ、さっさと片付いていくし、その横では父がお酒を飲んでいる。

母は台所に立っていて、妹は昼まで寝ている、寝起きは悪いが反応は面白いのでちょっかいを出しつつ反撃を避ける。

 

そのうち僕は出かけて夜帰って来る。

リビングでは朝と同じおきまりの光景、父がお酒を飲み、母は皿洗いをしている。テレビにはエンターテイメント性の高いドラマが付いていて、父がそれにこの設定はおかしいとか、くだらないだとか文句を言っている。最初はまたそんなこと言ってと思っていたが、別に嫌いなわけではなく、むしろそうやってドラマに突っ込みながら見るのが好きなのだと気づいた。だって次の週も同じことしてたし笑

 

一方、母も母で、あーとか、おーとか、ドラマの展開に誰に言うでもなく一々リアクションをしている。

そんないちいち反応しなくてもいいだろうと思いつつも、嫌いな光景ではない。

 

大体の場合、兄と妹は「畳の部屋」で寝転がってYouTubeを見てゲラゲラ笑っている。

普段はなんだかんだ言ってるけど結局仲良し。

そんないつもの光景を経て寝る時間だ。

 

 

 

兄が進学で実家を離れるまで、兄妹3人ともほぼ同じ部屋で寝ていた。寝る時のおやすみは2回。

妹が〇〇(名前)おやすみ!というと、〇〇の方がおやすみと答える。

返事を確認できると、もう1人の兄に向かって妹はおやすみ!という。そして、おやすみと返して寝る。それが寝る時のパターンだった。

 

 兄がいなくなってからはおやすみが減って寂しいねと、妹が言うので、妹が僕に言うおやすみに対して複数回おやすみと返すのがパターンになった。

実家に帰って来たりすると、そのやりとりが今も行われるのだ。

 

でも、今回は違った。妹は寝る時大体電話をしていて、もう何回もおやすみと言わなくてよかった。それに、妹も進学で実家を離れていて、もう今夜はいない。2階には兄も妹もいない。別に大した話じゃないのに妙に寂しい気持ちになった。多分、初めてだからだろうな。

 

 

とかいって自分も、もうすぐ東京に戻るんだから勝手だよなぁと思う、家族からの連絡はもうちょっとちゃんと返すことにしよう。そしてこの話は恥ずかしいから家族に絶対見られたくない笑