バランス
久々に家でゆっくり出来ている。
明日のことを考えない日は良い。
なんだってして良い気になる。
最終電車に乗って検討なく降りても
明日帰ってこれば良いのだ。
何にも駆られていない日は心も平穏で健全な気がする。あくまで自分の範囲で、だけど。
撮りためた録画を見ていた今日。
「隣の家族は青く見える」というドラマを4話くらいまとめて見た。
主人公夫婦の不妊治療をメインとして、
いろんな人たちの繊細なものが描かれている。
夫婦役の深キョンと松ケンの仲よさ具合には
自然と頬が緩むし、泣いてしまう。
そんな風に録画を消費していた今日。
買いたいものがあって電気屋に向かうと
テレビのモニターの前に異様な人だかりがあった。
店員さんに、お兄さんは羽生君興味ないですか?と聞かれ、世界ではスケートが賑わいを見せていたことを知る。
金メダル、銀メダル。
メダル関係なしにしても
すごいことだと思いつつも、
毎回そのすごさにピンときていない。
そうなんだ。で終わってしまう。
俺は努力して作り上げた何かとか、
美しさへの関心が低くいとおもう。
感じる能力も乏しい。
素直に人をすごいと感じられない、ひねくれからきてるものなんだろうか。
でも生で見ると楽しいとか、
自然と心動かされるとか、あるかもしれない。
ということは俺のような感覚の乏しい人間は
実際に体験することや、見ることが
感動できる場面を増やすことに繋がってくれるのでは?いや、別に増やす必要があるかというとそれもあれだが…。
心の平穏な時は対して病んでることも思えないし、心の起伏が少ないから書く言葉が思い付かなかったりする。
そして、人の有難さを感じる心が欠如する。
精神的に人に頼らなくて良い分、そうなる。
バランス保てないのか俺は。