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思いついたことをオチなく書き出すブログ

迷走トンネル

 

ここ最近の自分は中々、迷走の限りを尽くしていた。業務をする上で罪悪感がスタート地点にあるような仕事を選ぼうとしてみたり、ここのブログで書いてきたような思考をぐるぐると回っていたのだ。

あまりにも地に足がつかずフラフラしているものだから、ついにある面接官に見抜かれて、高校生と話してるみたいだと言われた。

ムッと思ったけど、何にも否定できない自分がいた。

 

迷走の原因、地に足につかない理由。

それは自分が特別な何かに憧れて、何者かになろうとしたことにある。世界にとって唯一無二の存在になりたいと思った。

自分にしか出来ないようなことをして何かの肩書きではなく、自分の名前で自己紹介がしたいと思った。

 

脚本を書いてみたいと思った時、自分だけの世界を表現したいというのが自分の原点だったように思う。誰かに憧れたとか、社会的地位を得たいとか、そういう思いは全くなかったのに、それを忘れていた自分がいた。

 

背中を押してもらって実際に書いてた作品のキャラクターの話す言葉は驚くくらい薄っぺらいものだった。それは書く自分がフラフラしているから、何も覚悟がないからだ。

 

作品を作ったら絶対自己満足で終わらせたくないという言葉を何かで見た。

でも、俺は自己満足でも自分の中で納得のいくものが死ぬ前に1つでも書ければ、それで良いと思っている。書きたい作品は身近な事を慈しみ、大切な思う気持ちが溢れた作品だ。

 

自分はフラフラとしていて、慈しみを忘れていたように思う。でもこのフラフラのおかげで沢山、見えてきたことがあった。

作品は書き続ける。でも、それは自分の成長と共にだ。この道をまっすぐ行くことができたなら、その道には幸福感と納得できる作品が並んでくれると思う。

長い長い迷走トンネルからひとまず抜けれそう、だけど油断は禁物。考え続けよう。