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思いついたことをオチなく書き出すブログ

雲好きと走馬灯が見たい話

影響を受けやすい。

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影響を受け、買った本。

1話だけしかみれていないけど。

 

設定を自分より低い年代にすると、何かその時の自分が書いているみたいだ。

 

以下、厨二全開。

 

 

 

高校生、過ぎていく日々。
戻れない、
国香は何も考えていない高校生だった。
帰宅部で、良い加減に学校に来て、帰るだけの生徒だった。
国香は雲が好きでいつも授業が暇なときはひたすら雲の絵を書いていた。
学校は土日も空いていて、好きに出入りして良いことになっている。
でも誰もいない。
することもない国香は教室で雲の絵を描いている。一番後ろの席の窓側。
誰か入ってくる。
同じクラスの同級生。
黙って見ていると、そのまま直進していく。
窓の外を見ている。国香のもとに来る。


国香に話しかける。
走馬灯って見たことある??
一瞬びっくりする。
首を横にふる。
(やばいやつだったのかなこいつ…。)

見て見たいんだよね。走馬灯。
そう言いながら、
窓のヘリに腰掛ける同級生。
そのまま後ろに倒れる。
まって!!っと、国香は腕を掴むが、引っ張りきれず、自分も落ちる。雲を描いた紙と一緒に。雲の絵は、ばら撒かれるように上から降っている。

2人で落ちる中、
今日は雲が多いね。
という言葉だけ聞こえたようなきがした。
そして、気絶。
しばらくして。

トランポリンの横に寝ている。
見れた?走馬灯?

国香、よくわからないが。
いや…。

だよね。俺も。
やっぱりさ、本当に死にそうな時しか見れないかな。走馬灯って。
(いや、わたしは死ぬと思ったけど)

でも。面白かったー
跳ね方。
バイーン!ってなってた、バイーンって。
ははははは。

(あぁ、トランポリン。そういうことか。
………。生きててよかった。
って、体中いたい…。)

 

あのさ、

頼みがあるんだけど。

 

え?………。
殺してくれない?

……

彼は高校生活の鬱屈とした私の悩みを、どうでもいいというように、覆いかぶさってきた。

少し違う経験をしたいっていうのは、

割と普遍的でしょう。


だからとりあえず私は、

「いいよ。」

と言った。