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思いついたことをオチなく書き出すブログ

常連客になれる日

 

東京国分寺に住んでいる。

引っ越す?とかいう話も出たが、資金不足により頓挫し、あれあれよと3年目に突入している。

 

住み始めた頃はTSUTAYAは高いし、

古書店はあれどブックオフ的な

漫画も売ってますみたいなお店もない。

格安スーパーOKは安くて有難いが、

21時半に閉まる。

そんなわけで、なんだかなー。と、思っていた。

 

だけど、なんとなく散策を続けていたのと、

謎の制覇欲から駅周りの飲食店を行きまくるぞ!!と。渡り歩いた結果、お気に入りお店なるものが次々に誕生した。

さらに足を伸ばせば、めっちゃクチャいい感じの喫茶店もたくさんある。

系列店も多くあれど個人経営の店もまた、多い。

 

東京に来慣れた友人が、

よく下町に行きたいとかいってくるというのは、まぁどうでもいい話だが、

東京には都心と下町しかないという風に言ってくる。それが鼻に付くわけじゃなくて、

まぁそんなイメージあるよなって思う。

 

国分寺は23区外、こっちだって独特の雰囲気があるのだと最近になって改めて思った。

駅が再開発され駅ビルが拡張し、タワーマンションが建設されたからなのかもしれない。

 

賑わう駅周りをよそに、

少し路地に入ったカフェや骨董品屋が

存在感を増したように思うのだ。

 

下町という感じでもなく、古臭いとはまた違うそのお店たちの後ろに大きなタワーマンション。素晴らしい、人類の叡智だ。それから労働努力の結晶。だけど、それはこれまであった物をより一層引き立てるための背景のように俺は思ったのだ。

 

お酒は飲めないから、行きたいとお店はそれだけで半分になるような気がする。

だけど、それでも歩くたびに行きたいお店が見つかる。それって結構嬉しいことだ。

 

気が付けば、かなりこの街を好きになっていた。

 

たまにふと入ったお店が、

カウンター席があるところでお昼でも

常連客で賑わっていたりすることがある。

そこではお客さん同士も知り合いだ。

入ったお客さんに、あー、何々さん!

と声を掛け合っているのだ。

俺はひっそりと後ろの席に座る。

そしてその様子を見ている。

 

それを繰り返していればいつの間にか

俺もその枠の中に入れるのだろうか、

…いや違う気がする。

まぁ、別に躍起になって入りたいわけじゃあないんだけど、方法知りたいじゃないか?笑

その上で後ろから聞いているってなんだか趣があるでしょう。

 

まぁ可能な限りはこの街に住みたいんだろうな俺。…お金…ピーンチ!笑