すごく腰の曲がった店員さん
よく行くスーパーに、腰がすごく曲がった店員さんがいる。どれくらい曲がってるかというと80度くらい。多分大げさではない。
どこかキツそうにも見える。
レジのスピードは贔屓目に見ても速いとは言えない。速そうにもみえないから、それを避けて別の列に行く人もいる。
自分の行動が正しいのかどうかはわからないが、自分は半分意識的にそこの列に並んでいる。もし、誰もこの列に並ばなくなったら
この方はこの仕事を辞めざるを得ないとおもうからだ。
こういう時に、にわかながら思うことがある。
このレジに並ぶような行為が
どのように影響しているかってことだ。
意図的にその列に並ぶ人が途絶えなければその方はしばらくはそのレジに立つことだろう。レジに並ぶ時に大多数の人が考えているのはスムーズに会計を終わらせることだと思っている。
この人にとってそれはプラスをもたらすのだろうか、少し前にホリエモンが、
「仕事ができない(遅い人)を無理に雇用して
全体の効率を下げる必要はない」的な発言をしていたのを思い出した。
その時の俺は仕事ができないというのが
そこそこ悩みのタネであったから、
それで回る人生ならそれでいいなと思っていたけど、
「障がいなどある人は働くなっていうんですか??」のような意見も出てきて、
すぐに炎上していた。
「意欲もなくて能力もないなら
誰にとってもその人が働くのはプラスにならないよね。」
だと思って考えてみたら、まぁ確かにそれはそうかもしれない。
それを思い出して、
この店員さんが経済的な理由で働いているのか、それとも「外に出て店員として働きたい」というような気持ちなのか気になるようになった。
経済的な理由で辛いなか働いているのなら、
どうにか無理をしなくてもいい社会になってほしいと思った。
でも、みんなが列に並べば
「問題なく働ける」のだから、
それは許されないのが現状だ。
働かざるもの食うべからずとかいうやつだ。
でも、そんなよくわからないことは
考えるのはよしておいて、結局のところ
その店員さんが、居なくなったら何となく寂しいなと思っている。
だから、自分はふと並んだ先がその人でもわざわざ別のレジに行ったりはしないでおこうと思っている。
ていうかきっと殆どの人がそうなんだろうな。道徳的な人でありでありたいけど
意識すればするほど違っていくような気がしている。