牛乳大好き
幼稚園生くらいから、高校生くらいまで
とにかく牛乳が大好きだった。
そのくせ、牛乳に弱いらしく
毎日お腹をゴロゴロ言わせる日々。
「おいしい牛乳」、「メグミルク」など、
錚々たるメンバーの中で1番のお気に入りは
「デイリー牛乳」だった。
ほんとに美味しかった。割高でもないらしく、親は好んでそれを買って来てくれた。
おばあちゃんの家には大体「低脂肪乳」が置いてあった。なんとなく甘い気がしておいしい。
しかし、ある程度大人になって飲んでみるとなんだか物足りなさを感じるのだ。
臭みあっての牛乳である。
並行してカルピスも大好きだったが、
ちょっと高価な雰囲気を醸し出しているし、家での用途はもっぱら、カブトムシにあげる
ご飯(綿に染み込ませるのだ。)だった。
俺たち兄弟よりも奴らは飲んでいたに違いない。
大学生になると、牛乳が好きなわけじゃない!ジュースの次に好きだっただけさ!
と言わんばかりに、カルピスとカルピスソーダを飲む日々を送った。
ちなみに、カルピスを牛乳で割るのは邪道である。乳製品を乳酸菌で割るのは言語道断だ。
ただし、オレンジジュース、サイダーでカルピスを割るのは正解である。
もちろん王道の水には敵わないけど。
そんなわけで、牛乳から足を洗った日々過ごす。お腹を壊すことも減った。
社会人になると、飲むヨーグルトの美味しさを再確認する。美味しすぎる。
コンビニから飲むヨーグルトが無くならないのは各コンビニで俺が飲むヨーグルトを買いあさっているからに違いない。
あぁ、久しぶりに飲もうかな牛乳。
今ではシチューの時か、銭湯にある
フルーツ牛乳を、買うだけだ。
しかし、いくら飲むヨーグルトを暴飲する日々を過ごしても俺の体が牛乳によって形成されたことは消えない事実。
例え、日本人のほとんどが牛乳の栄養を吸収することが出来ないという話を聞いたところで、そんなことは関係ないのである。
ありがとう、牛乳!!