こだわりのある「めんどくさい」人達
バスタオルは1日使えば洗っていたし、寝る前に風呂に入らなければ気持ち悪くて寝れなかった。しかし、一人暮らしが続いてきたら忙しいと感じるようになってからどうだろうか。周りの人たちの影響もあり、どれも特にこだわらなくなってしまった。つまりどっちでもいいという奴だ。
そんな風に自分には絶対に曲げられないこだわりというものがない。
目玉焼きには何をかけても美味しい。
そんな風に自分ルールの壁を案外平気に飛び越えてきた。
そしてその一方でそういうルールを曲げない人達がめんどくさそうとか言われてるのを見て、「俺はそんなこだわりなんてない間口の広い人間ですよ」と優しい微笑みを見せて好感度を上げようと無意識の画策をしていたわけだけれど。
どこかのタイミングで、その曲げなかった人たちに「何かかっこいいなと」思うようになっていた。考えてみれば自分にこだわりの失われた今、気にするのは相手のこだわりなのだ。その人のこだわりにそぐわないことをして、君とは考え方が違うね。さよならと言われることを危惧しているのだ。大体こだわりがある人はそれなりに多くのこだわりを抱えている。そして、小さいな問題で人付き合いを切ってしまう判断をしてしまうようなそういう神経質な感じだ。
僕はそういう人に惹かれるんだよな。
めんどくさい人が好きでしょうがない。
見ていて楽しいよなぁ。
実際にこだわりに反していたから、さようならなんてことはされたことないから偏見なんだけども、そんなような偏見を持たせるような自我の強さを思わせてくれるところが好きなんだろうなぁ。
俺も何かにこだわってみようかな。
そして言われるのだ。めんどくさいよね と、
そしてそれに微笑で返す。そうですか、でも私は変えませんよみたいな笑み。
くっー、かっこいい。