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思いついたことをオチなく書き出すブログ

ハートミュージカル 3/31

 

昨日投稿したハートミュージカル2夜目の今夜。もう先に言っておこう、

控えめに言っても最高だった。と。

もう今日はどうせ楽しいんでしょう?

という気持ちで行った。そして、その通りどうせ楽しかった。思っていたよりも、すごく。

 

「山口土下座」さん

今日は昨日とはうって変わった雰囲気で始まった、だって。一曲目がお酒の歌だ笑

ウィスキーウィスキーとしきりに言うので、

この人はウィスキーが好きなんだなということは誰の耳にも明白。誰も傷つけることはありませんというように楽しそうに歌うものだから、ウィスキーなんて飲まない自分ですら彼の記憶の中の飲み会に潜り込んでいるような気分になった。

そのあと、好きな女の子と飲み屋に向かって歩く曲につながる。36.5℃の彼女の手に触れられたかどうかは彼のみぞしることなのに、そのドキドキがこっちまで伝わってくる。そんな曲だった。

81歳の父との会話を、歌った歌。

「男と女はたまに目を見て話さなければ、相手の気持ちは離れて行く。」

あぁ。確かに自分もそうだったな。

相手をちゃんと見てないといけないのだ、見てるようでいつのまにか相手に向かって話さなくなってしまうのだから。

「致命的な欠点は誰もが持っている。」

彼はそうも歌ってくれた。

ところで、山口土下座さんは何に土下座しているのだろう。知りたいような知りたくないような笑 機会があれば聞いてみようっと笑

 

「一匹どんぐり」さん

意味を聴きたくなる名前が連なる笑

恋はグラデーション、彼はこの曲を秋の曲だと言ったけれど、くすりさんが言うように季節は関係なかった。京都に行こうかと歌うそれは、映像がなくても紅葉を見せてくれた。

日々の一瞬一瞬を大切にしたいと言う気持ちが、彼の歌にはこもっているように思った。

その気持ちに、やっぱり季節は関係ないのだ。

誰かの終わりの時間が始まりの時間のように、

この世界はずっとぐるぐる回っていて、

常に誰かが働いている。そんな労働に向かって行く中で、頑張ろうと思える風景を、見つけられる彼はとても素敵だし、そう言う瞬間はきっと誰にでもある。ふとしたものが誰かにとって活力になる。同じ目線で歌っているのに、日々を生きる人達を包み込んでくれるような優しさが一匹どんぐりさんの曲にはある。

 

「hiyokudori」さん

やばいまたも名前が気になるぞ笑

hiyokudoriさんは、男女2のデュオ。

一言でいえば2人は太陽だ。

2人の歌は、希望を見せてくれる歌、

確かな綺麗事だけではないこの世界なかで、サンサンと輝く希望の光だ。

そしてそれはただ、光っているわけじゃない。

一方的にこうしたらいいよ!とか、笑顔にさせてあげるよ!という歌ではない。「考えてみて」、「心を開いて笑顔を見せて。」という歌だ。待っていても何も来ないのだから、顔を上げて笑顔を見せて飛び込んで見ようと。そう自分は捉えた。

2人は光るだけじゃなくて、ちゃんと聴いている人たちを照らしている。だから太陽なのだ。

 

「くすりさんバンド」

今日のトリは、くすりバンド編成バージョン。薬の名前を叫んで、ステージに降りてきたと思えば。Quiet Carnivalが始まった。

昨日とはまた違う魅力。足踏みしながら進む楽器隊に、俺は確かに森を見た笑

森を抜けたかと思えば。次は

ねこロケット。好きな曲が生で聴ける嬉しさを横に、海、そして、宇宙に抜けていった笑

刻まれるリズム、唯一無二の歌声

どこをとっても最高だった。

そのあと。オリジナル曲が続く、やっぱりなんだ。トリの人には語彙力を、失ってしまうのか最高だったとしか言いようがない。

シャンゼリゼを、最後に歌った時の一体感たるや。すごいすごすぎる。

ライブって楽しいよね?、の問い全力で頷ける。そんなライブだった。

くすりさんは、例えるなら宇宙だ笑

既に見えてるだけでも底知れぬよう音楽センスを持っているのに、こっちが驚いている間に

次の手を見せてくれるような。

まだ、隅々まで見れてもいないのに彼女の確かな感性でガンガンと進んで行くのだ。

どんな20歳だ、すごい!!

そして宇宙だから、今日のような

主催のミュージカルにこんなにすごい人たちが参加してくれているのだろう。

全アーティストが最初にくすりさんに誘ってくれてありがとうというメッセージを伝えるのだ。それだけで、彼女が他のアーティストにとってどんな存在なのか分かる気がした。

 

自分で何を書いているかわからないが、雰囲気だけでもわかってくれれば幸いである。

 

世の中には、こんなに才能溢れた人たちがいる。そして、みんな本当に歌が好きなのだ。

有無を言わせずそれが伝わってきた。

歌にはメッセージが込められていることが多くて、それで何か心揺さぶられることも多いけれど、歌詞じゃなくて、「音楽」にゆさぶれることが1番大事だと思っている。

そして、今回はまさに「音楽」に揺さぶられてしまった。

 

ハートミュージカル、次の開催をもう心待ちにしている。